純米原酒「我は勝つ」、観光呼び水に 愛友酒造と鹿島DMO 土産品第1弾発売

茨城新聞
2020年9月1日

名産品を通じて鹿行地域の魅力を伝えようと、観光地域づくり法人「アントラーズホームタウンDMO」(AHD)が、土産品ブランド「ディスカバー鹿行」を立ち上げた。第1弾は、創業1804年の蔵元「愛友酒造」(潮来市辻)とコラボし、オリジナルラベルの純米原酒「我は勝つ」を発売。鹿行観光の“呼び水”として期待される。

発売したのは、720ミリリットル入り2178円(税込み)。アルコール分は17度で、精米歩合は60%。鹿行産の酒造好適米「五百万石」を使用した。兼平理香子社長は「コクはあるが、香りは抑えているので、料理にも合う。ロックで飲むのがお勧め。鹿行旅行の思い出に浸って飲んでほしい」と語った。千本限定。

ラベルには、ナマズの上に乗る武甕槌大神(たけみかづちのおおかみ)と鹿行地域のシルエットがポップなデザインで描かれた。同大神は、武道の神様として知られる鹿島神宮の御祭神。AHDの担当者は「勝負に勝つという機運を高めるラベルになった」と話した。

販売場所は、同酒造の直売コーナーや鹿嶋市交流会館内のAHD事務所(同市鉢形)。鹿行の特産物を販売するインターネット販売サイト「鹿行アンテナショップ」でも購入できる。今後、取り扱い店舗を拡大していく予定。

AHDの岡本文幸事務局長は「ディスカバー鹿行で、愛友酒造の良さを違う角度で伝えたい。帰省した人や観光客に持ち帰ってもらい、県外に魅力を広げられれば」と意気込んだ。同ブランド第2弾についても、計画を進めている。

販売サイトは、https://ahdmo.official.ec

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