令和初の元日 茨城で 野外や屋内、楽しもう

茨城新聞
2019年12月28日

令和初の元日は茨城で-。2020年1月1日は、県内各所で初日の出を楽しむイベントや展望フロアの早朝開放、観光地の入場料割引などが予定されている。新年から楽しめる代表的なスポットを紹介する。

■一番太鼓を披露
大洗町磯浜町の大洗海岸では、海中の神磯鳥居の真上から昇る日の出を見ることができる。予想時刻は午前6時49分ごろ。同町磯浜町の大洗観光協会下の駐車場では、日の出に合わせ、同時刻から民謡団体「磯囃子会」による初日の出一番太鼓が演奏される。同6時から先着400人にはまぐり汁が無料提供される。

■筑波山から来光
筑波山の山頂から臨む初日の出は関東一早いとされ、予想時刻は午前6時44分ごろ。筑波山のケーブルカー・ロープウエーを運行する筑波観光鉄道(つくば市)は、ケーブルカーを同4時半、ロープウエーを同5時から天候に合わせて10~20分間隔で運行する。ケーブルカー宮脇駅とロープウエーつつじケ丘駅からそれぞれ乗車すると、先着計千人に縁起物の開運小判がプレゼントされる。山の中腹には筑波山神社があり、初詣もできる。

■展望フロア開放
水戸市笠原町の県庁では、高さ約100メートルの25階展望ロビーを午前5時半から開放する。県管財課によると、早朝から入庁できるのは毎年1月1日のみ。例年千人程度が訪れる。日の出を待つ間も楽しんでもらおうと、大型画面に県内名所の映像を流す予定。担当者は「暖房の効いた展望ロビーで、東の海から昇る日の出が見られる。ぜひ来てほしい」とアピールした。

■年明けから営業
大洗町磯浜町のアクアワールド県大洗水族館は1日も営業する。正月にちなんだイルカやアシカのパフォーマンスのほか、スタンプラリーなども企画している。初日の出などで同町を訪れた人にも足を運んでもらおうと、元日限定で入場料は半額になる。

1月31日まで開催される大子町袋田の袋田の滝ライトアップ「大子来人~ダイゴライト~」(町、町観光協会主催)も通常通り公開。元日の入場料は無料だ。同町は台風19号の被害を受けたが、ライトアップを例年通り実施。同協会は「いつも通りの冬の大子町を味わって」と話した。

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