新酒の風味、高評価 茨城町で持ち寄り研究会

茨城新聞
2016年3月4日

 この冬に県央、県北地域の酒蔵が仕込んだ日本酒の「新酒持ち寄り研究会」が3日、茨城町長岡の県工業技術センターで開かれた。関東信越国税局の鑑定官ら4人が、できたばかりの新酒69点の香りや味などを審査、「うま味がすばらしい」と評した。
 研究会は県酒造組合の水戸(加藤高蔵支部長)、久那(石井隆之支部長)、多賀(森嶋鎮一郎支部長)の3支部が合同で開催。計16場から吟醸酒や純米酒、本醸造など多彩な新酒が集められ、鑑定官は1点ずつ口に含みながら入念に風味を確認した。
 同国税局の斉藤良鑑定官は「フルーティーで華やかな香りやしっかり飲み応えのあるものなどさまざまで、コメの味わいが引き出されており素晴らしい出来栄え」と講評。加藤支部長は「暖冬のため温度管理に苦労したが、出来栄えのよいお酒に仕上がった。多くの方に味わってもらいたい」と自信をのぞかせた。

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