日本酒「立春朝搾り」 常総 無病息災祈り出荷

茨城新聞
2018年2月5日

「立春」の早朝に搾った日本酒の味わいを、その日のうちに楽しんでもらおうと、日本酒「一人娘」の銘柄で知られる常総市新石下の山中酒造店(山中直次郎社長)が4日、「平成三十年戊戌(つちのえいぬ)二月四日」と印字された「立春朝搾り」の日本酒を出荷した。

この日は早朝から小売店など23の取引先の関係者らが協力して、純米吟醸生原酒(720ミリリットル瓶)6146本に立春朝搾りのラベルを次々に貼っていった。商売繁盛、無病息災などを祈る神事の後、各店舗に運び込んだ。

山中社長は「この取り組みを始めて20年目。ご好評をいただきありがたい。今年も良い酒ができ、多くの方に喜んでいただければ」と話した。販売価格は1620円(税込み)。1998年から始まった「立春朝搾り」を主催する日本名門酒会によると、今年は34都道府県43蔵で開催され、昨年を上回る約30万4千本が出荷されるという。

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