豪華キャンプ満喫 赤城でグランピング体験

上毛新聞
2018年2月5日

冬の赤城山の魅力を都会の人たちにも知ってもらおうと、快適性と豪華さを兼ね備えたキャンプ「グランピング」の体験会が3日、前橋市の旧赤城山第3スキー場で始まった。東京都や神奈川県からペア3組、家族1組の計9人が参加し、テント内でくつろいだり、ディナーを楽しんだ。1泊2日の日程で、4日まで行う。

グランピングは「グラマラス(魅力的な)」と「キャンピング」を組み合わせた造語。快適な空間で豪華なサービスを受けながら、自然との触れ合いを楽しむことを意味している。「赤城スローキャンピング」と銘打ち、NPO法人などでつくる実行委員会が恒例の赤城山雪まつりに合わせて初めて企画した。
会場に到着した参加者は談話用の「ラウンジテント」に通されると、ウエルカムドリンクで乾杯。ベッドやまきストーブが設置されたテントも用意され、地元食材を使ったディナーを楽しんだ。4日はワカサギ釣りなどを予定している。
インターネットのニュースサイトを見て応募し、妻の奈月さん(41)、娘の紗英さん(7)と参加した東京都世田谷区の銀行員、小林啓司さん(49)は「設備が素晴らしい。機会があったらまた参加したい」と話していた。
実行委員長の林智浩さんは「冬の赤城山の新たな魅力や価値を伝えるために企画した。地元の人にも気付いてもらい、観光振興につながればうれしい」などと話した。
一方、今年で29回目となる赤城山雪まつり(赤城山観光連盟など主催)が赤城大沼周辺で同日開かれ、大勢の家族連れらが氷上のワカサギ釣りやスノーシュー体験を満喫した。赤城山白樺牧場では、犬ぞりレースが行われた。

 

【写真】ウエルカムドリンクで乾杯するグランピングの参加者

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