全国一 館林の新名物を うどんサミットVの上州牛の炙り釜玉

上毛新聞
2019年12月13日

 先月開かれた全国ご当地うどんサミット(埼玉県熊谷市)でグランプリに輝いた麺のまち「うどんの里館林」振興会(松本大祐会長)のメニュー「上州牛の炙(あぶ)り釜玉」が11日から、館林市内の計6店で順次提供される。地元産の小麦粉や地元メーカーのしょうゆ、上州牛など、県産食材にこだわった一品で、館林の新たな名物の誕生に期待が集まる。

 「上州牛の炙り釜玉」は邑楽館林産の「百年小麦」を100%使用したうどんに、甘じょっぱく味付けてあぶった上州牛、温泉卵、刻みネギをトッピングした。しょうゆも地元の正田醤油(しょうゆ)(栄町)製を使っている。

 市内で4日に開かれた「百年小麦」ブランド商品お披露目会にも出品され、試食した参加者から「もっちもちの麺と、甘辛の肉が良く合う」「上州牛がたっぷり入って高級感がある」と評価する声が相次いだ。

 販売するのは振興会に加盟する6店で、サミット優勝ののぼり旗が目印。うどんは百年小麦を3割以上配合した「百年饂飩(うどん)」を店ごとに使うため、食感や風味の違いを食べ比べることができる。

 東武館林駅前に店を構える花山うどん五代目の橋田高明さん(40)は「うどんのブランド化を進め、『うどんの里館林』を広くPRしていきたい」と話している。

 花山うどん(本町)、うどん本丸(館林うどん、同)、もり陣(堀工町)、城町食堂(城町)の4店で11日から提供。まるなかうどん(緑町)、ジョイハウス(美園町)の2店も食材などの準備が整い次第、メニューに載せる。値段は1000円から。