ヒラメ釣り解禁 鹿島沖一部

茨城新聞
2019年11月2日

美味なる「常磐もの」として知られる、本県のブランド魚ヒラメが1日、鹿島沖の一部で解禁された。今年は10月の台風と大雨で河川から泥が流入して海が濁り、条件は必ずしもいいとはいえなかった。それでも解禁を待ちわびた釣り客は、ヒラメ特有の引きを求め一斉に竿(さお)を出していた。

鹿嶋市新浜の鹿島港から出船した植田丸の竿頭(大きさ一番)は、横浜市の滝沢美智子さん(47)。6・2キロの特大サイズを手に「最初から大物を狙っていたのでとてもうれしい」と笑顔。同船の植田竜也船長は「濁りに加えうねりも出て釣果は厳しかった。でも大型が結構出ていた」と話した。

ヒラメ釣りは12月1日、県内のほかの海域でも解禁され、来年3月ごろまで楽しめる。濁りが取れてくれば、釣果も上がりそうだ。

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