しもつかれ餃子 2位 道の駅グルメグランプリ 壬生で販売 宇都宮のれん会 栃木の味 全国で高評価
【壬生】道の駅みぶで土日、祝日に販売している「しもつかれ」と「餃子(ぎょーざ)」をミックスした「しもつかれ餃子」が、全国の道の駅グルメの頂点を決める「道-1グランプリ2019」で2位に入賞した。販売元の宇都宮のれん会協同組合(宇都宮市上桑島町)の小西森三郎(こにしもりさぶろう)理事長は「しもつかれ餃子を広めて、栃木の認知度アップに一役買えれば」と喜びを語った。
グランプリは21、22の両日、京都府京丹後市の道の駅「丹後王国『食のみやこ』」で開催された。グルメ部門には全国の道の駅から主催者選考で選ばれた17の味自慢が出店。前回まで3連覇を果たし道の駅もてぎの「もてぎのゆず塩ら~めん」は、殿堂入りメニューとして出店した。
「しもつかれ餃子」は餃子のあんにしもつかれを加えており、ほのかな酒粕の香りが特徴。今回が3度目の出店。一皿500円で販売し、2日間で1200食以上売り上げた。関西人にはあまりなじみのない「しもつかれ」だが、「食べやすい」「ヘルシーな感じがする」と好評だったという。グランプリの投票では、道の駅土佐さめうらの「土佐あかうしの炭火焼」に次いで2位になった。
「しもつかれ餃子」が誕生したのは15年。小西理事長の妻の由利子(ゆりこ)さん(54)が社長を務める宇都宮ねぎにら餃子が企画開発した。本県の2大ソウルフードを掛け合わせた意欲作だったが、最初は苦戦。由利子さんは「しもつかれを知っている地元の人ほど拒絶反応が強かった」と笑う。しかし、道の駅みぶの販売では、しもつかれを知らない他県の人が買っていくという。小西さんは「来年はグランプリを狙いたい」と手応えを感じている。