宇都宮「名物」大谷に集合 宇都宮共和大生ら企画 餃子、ジャズ、カクテル… 14、15日 採石場跡で催し

下野新聞
2019年8月7日

 【宇都宮】宇都宮共和大シティライフ学部の学生らが14、15の両日、大谷町の大谷石採取場跡地周辺で、ビアガーデンの開催や餃子(ぎょーざ)などの販売所の出店を計画している。14日夜にはジャズコンサートも開く予定で、「ジャズ」「餃子」「大谷石」と宇都宮の名物をそろえて、大谷地区を盛り上げたい考えだ。

 地区の空き地の有効活用やにぎわいづくりなどを目的に、同大の西山弘泰(にしやまひろやす)専任講師(36)のゼミが昨年度から取り組んでいる「大谷景観復活プロジェクト」の一環。地区内で両日に開かれるイベント「大谷石夢あかり」祭に合わせ、見物客の回遊を促す効果も期待する。

 両日とも午前11時から、大谷景観公園の向かいにある採取場跡地にビアガーデンを設置するほか、隣接地にはビール、カクテルなどのドリンク類や宇都宮餃子会加盟の「寿限無餃子」をはじめとしたフード類、地元農産物などの販売所を設ける。14日午後7時からは宇都宮市民ジャズオーケストラが出演するコンサートも予定している。

 販売所では、大谷までの交通手段や地区内で訪れた場所などを聞くアンケートも実施し、協力者には割引サービスがある。収益はゼミの大谷振興のための活動資金や、災害被災地への義援金として活用するという。

 西山ゼミの3年、伊佐岡蓮斗(いさおかれんと)さん(20)は「宇都宮が誇る観光地、大谷を訪れた方に地元の文化を楽しんでもらえればうれしい」と話している。(問)西山さん090・6112・4689。