彦星は消費者 甘い出合いを 鹿沼 ナシ新品種 おりひめ収穫

下野新聞
2019年8月7日

  【鹿沼】ナシの新品種「おりひめ」の収穫作業が6日、栃窪、農業渡辺克浩(わたなべかつひろ)さん(52)の農園で始まった。猛暑の中、家族3人が汗だくになって一つ一つ丁寧にもぎ取った。

 おりひめは幸水よりも早く収穫できる極わせの青ナシ。なめらかでジューシーな味わいが特徴で、旧七夕の時季に収穫できるため、おりひめと名付けられた。

 渡辺さんは約1・7ヘクタールのナシ農園を運営。おりひめの生産にいち早く取り組んでいる。

 日照不足などで生育は遅れたが、このところの暑さで挽回。渡辺さんは「実は小ぶりで2L、Lサイズが中心だが、糖度は12度あり、甘くておいしい」と話す。この日は約600キロを収穫した。

 JAかみつがは7日に南部営農経済センターで集荷を行い、宇都宮市の東一宇都宮青果に約1・5トンを出荷する予定。10日午前9時からは、まちの駅 新・鹿沼宿で直売も行う