舞う火の粉 夜空染める 益子祇園祭

下野新聞
2019年7月25日

 陶芸の里を彩る「益子祇園祭」が23日、益子町の中心街などで始まり、迫力ある高さ約8メートルの火柱と火の粉が立ち上る初日恒例の手筒花火に来場者から大きな歓声が上がった。

 手筒花火は午後8時すぎ、同町益子の益子焼窯元共販センター南駐車場で実施。地元の有志らでつくる「下野手筒会」のメンバーが点火された筒(長さ約84センチ、直径約15センチ)を両手で抱え持つと、火の粉がシャワーのように降り注ぎ夜空をオレンジ色に染めた。

 カメラが趣味という真岡市西田井、北崎英信(きたざきひでのぶ)さん(71)は「毎年のように来ている。いい写真が撮れたと思う」と笑顔を見せた。祇園祭は25日まで開かれ、町内各地区に山車や屋台が繰り出す。