竜神大吊橋 バンジー疑似体験 VRスコープ販売

茨城新聞
2019年4月29日

常陸太田市と水府振興公社は同市内にある県内有数の観光名所、竜神大吊橋(おおつりばし)(同市天下野町)で実施している約100メートルのバンジージャンプを疑似体験できるVR(バーチャルリアリティー=仮想現実)スコープを新商品として製作した。スマートフォンでQRコードを読み込み、組み立て式のスコープを使う。土産品として販売し、インバウンド(訪日外国人客)の誘客につなげたい考え。

バンジー疑似体験VRスコープの製作はバンジー体験の記念や、飛べなかった人にも体感してもらい、土産品として購入してもらって「竜神バンジー」を広めてもらうことなどが狙い。

スコープは紙製で、ゴーグル状に組み立ててレンズを装着する。英語や韓国語、中国語など5カ国語で使用法を説明。スコープに印刷されたQRコードをスマートフォンで読み取り、表示のURLにアクセスしてアプリをダウンロード。スマホをスコープにセットすると、バンジージャンプを高画質の360度のパノラマ映像で立体的に楽しめる。

映像はバンジーを跳ぶだけの短いバージョンと、受け付けからジャンプ台までの移動も含めた長いバージョンの2パターンが選択できる。ジャンプ台から眺める湖面の景色ばかりでなく、横を向けば山の景色、上を向けば空や下から見る大吊橋などを楽しめる。

価格は1000円(税込み)で、道の駅ひたちおおた(下河合町)、竜神大吊橋・物産センター(天下野町)、西山の里桃源(新宿町)で取り扱う。市観光振興課では「100メートルのバンジージャンプの臨場感を伝えてもらってインバウンドなどの誘客につなげたい」と話している。

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