大型連休、群馬のインスタ映えスポットに出かけよう

上毛新聞
2019年4月29日

 

 SNS(会員制交流サイト)が普及し、誰でも簡単に情報発信できるようになった。若者を中心に利用者が多い画像共有アプリ「インスタグラム」もその一つ。「インスタ映え」という言葉が流行し、思わずカメラのシャッターを切りたくなるスポットが人気を集める。大型連休がスタートし、県内各地でもインスタブームを集客に生かそうと、“絵になる”さまざまなイベントが繰り広げられそうだ。

 カメラを構えた若いカップルや家族連れでにぎわう草津温泉(草津町)の湯畑や西の河原公園。集客力を発揮しているのは2016年にリニューアルしたライトアップだ。湯畑近くの石段に約1200個のキャンドルを飾るイベント「夢の灯あかり」も定期的に開催。17年の入り込み客数は過去最高の325万人を記録した。

 草津温泉観光協会の福田俊介さんは「もうもうと立ち込める温泉の湯気が、優しい光に包まれるさまは幻想的。昼間とは違った景色が楽しめる」と魅力をアピールする。

■「桐撮り」
 衣装を替えて撮影を楽しむケースもある。桐生市内では着物の着付け体験ができ、着物姿で古い街並みが残る重要伝統的建造物群保存地区(重伝建)を散策しながら、思い出の一枚をカメラに収めることができる。同市は今月16日、インスタグラムの公式アカウント「桐撮り」を開設しており、市の名所や名物の投稿を誘客につなげたい考えだ。

 世界文化遺産「富岡製糸場」(富岡市)の近くに店を構える治田呉服店は工女の衣装を貸し出す。「当時の雰囲気を感じられる」と、若い女性や家族連れから人気を集めている。

 プリンセス気分になれるのはスコットランドから移築された古城、ロックハート城(高山村)。担当者は「約550着の中から好みの衣装を選び、中世の古城の前で撮影する写真は特別」と勧める。

■穴場探し
 高崎市は昨年7月にアカウント「♯インスタグンマー高崎」を開設した。市内の高校生らが運営する同アカウントは、見栄えの良さを直接的に感じる写真ではなく、じっくりと味わいや面白さの伝わる「じわジェニック」な写真が投稿されている。市企画調整課の担当者は「世代に関係なく、住民目線で撮影場所を発掘して、普段見ている風景の違った面を再発見してほしい」と穴場探しを呼び掛けている。(桜井俊大)

◎フォトコンを広報に活用
 インスタグラムの国内の月間利用者数は2900万人を超える。世界中に情報発信できることから、活用する自治体や観光団体が増えている。

 県は2017年度からインスタグラムを用いた写真コンテスト「FIND GUNMAフォトコンテスト」を開催。毎回、「食の魅力」「知れて良かったもの」などテーマを設け、応募作品は県の広報用素材などに活用している。県広報課は「古墳と桜の組み合わせなど、これまで気付かなかった魅力ある作品が多い。県民の視点からアピールしてほしい」と話す。