鬼怒川の渓谷に歓声響く 日光 ライン下り今季営業開始

下野新聞
2019年4月17日

 【日光】鬼怒川温泉街に春の訪れを告げる「鬼怒川ライン下り」の今季の営業が16日、始まった。客は船が上げる水しぶきの迫力に、歓声を上げた。

 この日は雲一つ無い青空が広がり、風も穏やかな好コンディションに恵まれた。

 午前9時発の第1便には、20人の観光客が乗船。船の揺れや水しぶきを楽しみ、船頭の軽妙な案内を聞きながら、ゴリラや象のように見える岩など渓谷の景色に見入った。

 岡山県高梁市津川町今津、無職平田久実子(ひらたくみこ)さん(63)は「木々が芽吹く時季で景色がよかった。船頭さんの話も面白くて、また乗ってみたいです」と笑顔を見せた。

 ライン下りのコースは東武鬼怒川温泉駅付近の乗船場から、約6キロ下流の大瀞(おおとろ)港までで、乗船時間は40分程度。11月下旬まで営業する。