巡って満喫 日光の桜 【とちぎアフターDC】5日から春季イベント 74店が参加、名所紹介も

下野新聞
2019年4月1日

 【日光】世界遺産二社一寺や門前町にある桜と散策を楽しんでもらう春季イベント「日光桜回遊」が5~26日に開かれる。初日にJR日光駅前でオープニングセレモニーを開催するほか、過去最大となる協賛74店舗が桜にちなんだ商品やサービスを用意して観光客をもてなす趣向だ。

 「栃木アフターデスティネーションキャンペーン(DC)」の一環。日光の桜の名木を知ってもらおうと、地元老舗商店などによる「日光桜遊(おうゆう)会」が6年前から開いている。

 日光山輪王寺の国天然記念物「金剛桜」や民家にある樹齢300年以上のシダレザクラなど、27カ所の桜の名所と協賛店舗を地図で紹介する冊子を約2万部作製。JR、東武鉄道の県内主要駅や市内の観光関連施設で無料配布し、観光客に散策してもらう。

 オープニングセレモニーは5日午前10時にスタート。JR日光駅を訪れる観光客を弥生祭のおはやしで出迎え、東京大付属日光植物園の技術専門職員清水淳子(しみずじゅんこ)さんが、桜の楽しみ方についての講演とガイドツアーを行う。参加無料。

 期間中、輪王寺は本堂「三仏堂」で桜御朱印を限定発行する。同会は「桜の開花は早めとなりそう。イベント初日から咲いているのでは。歴史と個性ある各所の桜や街歩きを楽しんでほしい」としている。

 (問)同会事務局070・1524・2610。