三本尊の迫力に圧倒 日光山輪王寺、5年ぶり「内陣」公開

下野新聞
2018年3月27日

 日光市山内の日光山輪王寺で大修理が進む本堂「三仏堂」の内部修理が完了し、26日に三本尊の安置場所である「内陣」が5年ぶりに公開された。参拝客は間近で威容を見せる三本尊の姿に圧倒された。

 内陣は三仏堂の床から2メートルほど低い場所に通路がある。本来は僧侶が修行に励む場所であり、「修行の谷間」と呼ばれる。2013年に閉鎖され三本尊と建物の修理が行われてきた。

 この日は大勢の団体客らが内陣に入って高さ約10メートルの三本尊を見上げ、まばゆい輝きを放つ姿に手を合わせた。三仏堂の修理は来春完了予定で、建物を覆う「素屋根」の展望通路は今月いっぱいで閉鎖される。

 4月から大学生となる宇都宮市富士見が丘2丁目、清水(しみず)さやかさん(18)は「高校の卒業旅行で初めて参拝した。三本尊を見上げ、巨大さと迫力にびっくりした」と話していた。

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