「四季島」熱烈歓迎 那須塩原駅に初停車

下野新聞
2018年3月27日

 【那須塩原】JR東日本の豪華寝台列車「トランスイート四季島」(10両編成、定員34人)が26日、これまでは通過地点だったJR那須塩原駅に初めて停車した。駅ホームでは市や大田原市、那須町の観光関係者約20人やゆるキャラたちが出迎えと見送りを行い、停車中は多くの駅利用者が高級感漂う列車の姿を物珍しそうに眺めていた。

 同社によると、東北や北関東などを巡る24~26日の「春の2泊3日コース」の一環。シャンパンゴールドに輝く列車はこの日、午前8時15分ごろ、同駅に到着。乗客15組30人は下車後、バスに乗り換え、那須町湯本の「藤城清治美術館」での観光を楽しんだ。

 その後乗客たちは再び四季島に乗り込み、午前11時半、茨城県結城市に向けて出発。お見送りには那須町観光大使の「きゅーびー」や大田原市のイメージキャラクター「与一くん」も駆け付け、一緒に記念撮影を楽しむ乗客の姿もあった。

 お見送りに参加した塩原温泉女将(おかみ)の会の君島理恵(きみしまりえ)前会長は「四季島が来る日を楽しみにしていた。天気もよく、観光を満喫していただけたと思う」と話していた。

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