北海道新幹線開業まで1カ月 栃木県内でも関心高まる 宇都宮で書籍フェアなど

下野新聞
2016年2月26日

 JR北海道新幹線開業まで26日で1カ月。直通運転する「はやぶさ」は宇都宮駅に停車しないものの、利便性が向上するとあって宇都宮市内など県内でも関心が高まりつつある。

 宇都宮市池上町のJTBトラベルサロン宇都宮では、昨年12月から北海道新幹線を利用したプランの販売を開始。九郷洋一(くごうよういち)店長(41)は「お客さまからは『北海道新幹線に乗ってみたい』という声を聞く。北海道への関心の高まりを感じる」と期待を寄せる。

 同市馬場通り2丁目の喜久屋書店宇都宮店では、北海道の書籍を集めた「北海道GO!フェア」の開催に向け準備を進めている。北海道新聞社と、道内の出版社5社が手掛ける食、歴史のガイド本などを取りそろえる予定だ。

 県内で7店舗を展開する家具小売り大手の「ニトリ」(本社札幌市)は、JR北海道と合同で商品の購入者を対象とした記念キャンペーンなどを実施している。

 宇都宮駅への停車を求めて要望活動を行ってきた宇都宮商工会議所は「今後も停車を求めていく。停車に向け、会員企業に呼び掛けるなど、北海道新幹線の利用客を増やす活動をしたい」などとしている。

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