世界遺産の日光二荒山神社で弥生祭 春の訪れを感じさせる花家体が集結

下野新聞
2026年4月21日

世界遺産・日光二荒山神社の「弥生祭」の本祭りが17日、栃木県日光市山内の日光二荒山神社で開かれた。県無形民俗文化財の弥生祭は、日光に春の訪れを告げる風物詩としても知られており、約1200年の歴史を刻んでいる。

午前10時半ごろ、日光二荒山神社大鳥居前には東西11町の花家体が集結した。境内に入る「繰り込み」が始まると順次、花家体が参道を駆け上がっていった。沿道ではスマホやカメラを手にする国内外の見物客が見守り、祭りも佳境に入った。

境内では、花家体を彩る花の色が木々の緑を背景に浮かび上がる中、各町から使者を出す「名刺交換」や、お囃子を奉納する「神明廻り」などが行われた。

日没後に解散し、花家体は明かりをともしながら各町に帰った。先番当番町となる大工町で、筆頭頭役を務めた佐藤裕大さん(32)は「重責に緊張もあります。少子化などが進む中、伝統文化を絶やさず後世に残せれば」と話した。

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