《上州百選(71)冬と遊ぶ》新雪踏み気分は猟師 和かんじき
上毛新聞
2019年1月16日
和かんじきは、雪を踏みしめて道を作るなど豪雪地方では生活に欠かせない必需品だった。「蛍雪の宿 尚文」(みなかみ町綱子)の料理長で猟師の阿部達也さんが案内する、和かんじきを履いて猟師文化を体験するツアーが人気だ。
和かんじきは、雪山を歩くときに「歩きやすく、疲れにくい」ように作られている。ツアーに参加すると、雪に残った動物の足跡や木の幹のクマの爪跡など多くの発見がある。「ここでしかできない体験をしてもらいたい」と阿部さん。地元の食材を使ったおにぎりや温かい汁が昼食で提供され、体も心も癒やされる。問い合わせは町観光協会(☎0278・62・0401)へ。
(梅沢守)
【撮影ポイント】ISO800、500分の1秒、絞り8。降り積もった新雪の中、和かんじきが見えるようローアングルで撮影した。