《茨めん》つけ麺(チャーシュー入り) つけ麺 丸長(つくば市)

茨城新聞
2018年10月7日

店のオープンは1978年。店主の荒井孝さんによれば、東京・池袋にあったラーメン店「丸長」で修業し、「つけ麺の味を広めよう」とのれん分けのような形で古里のつくば市に戻り、修業時代の味を今も受け継ぐ。「当時はまだつけ麺が珍しくて、初めはほとんど出なかったが、口コミで広がった」

自家製麺はスープがよく絡むように太めにしている。毎日、その日の分だけ開店前に仕込む。ゆでる前の生麺で200グラム、特大は400グラムある。一年を通じて「麺は冷たく、スープは熱く」。しょうゆベースのスープは酢の酸味と一味唐辛子の辛みが絶妙に合う。鶏がらや豚がら、カツオの削り節、煮干しなどの具材でだしを取り、「透明感があり、こくのあるスープ」にこだわる。チャーシュー入りは自家製の厚切りが4枚。脂身が少ない豚もも肉を使う。ワカメ、メンマ、生玉子入りもある。ギョーザも自家製。昼はラー麺やチャーシュー麺もあるが注文のほとんどはつけ麺。夜はメニューが増える。

店は筑波大学近く。「開店したばかりは何もなくて、こんな場所で商売になるのかと言われた。だいぶ様変わりした」と振り返る。会社員や家族連れなど幅広い客層に支えられ40周年。「お客さんのおかげ。ありがたい」

つくば市春日4丁目12の3
水曜定休
営業時間は午前11時半~午後3時、午後6時~同8時半
(電)029(851)6014

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