渡る秋風、色づく湿原 奥日光・小田代原
2018年9月12日
さわやかな風が吹く奥日光の小田代原で、エゾヌカボやノガリヤスなどの高原植物が色づき始め、湿原に秋の訪れを告げている。
小田代原へは一般車両の乗り入れが禁止のため、赤沼自然情報センター発の低公害バスを使って10分ほどで到着する。
県日光自然博物館によると、草紅葉は例年に比べて数日早く、赤色が印象的なホザキシモツケなどの見頃は9月中旬~下旬だという。
11日は、県内外からハイカーや中学生の団体が大勢訪れ、“貴婦人”の愛称で親しまれるシラカバを背景に写真に収めていた。
宇都宮市山本2丁目、無職石戸廉二(いしどれんじ)さん(75)は「毎年来ているが、色づきは少し早いかな」と話していた。