花火と人形芝居 競演 つくばみらいで「綱火」
茨城新聞
2018年8月25日
つくばみらい市小張地区に伝わる国指定重要無形民俗文化財「小張松下流綱火」が24日夜、同市小張の愛宕神社で行われ、仕掛け花火と人形芝居の競演が観客を魅了した。
松下流綱火は中世から近世にかけて小張城主だった松下重綱が、戦勝祝いや犠牲者供養のために考案したのが始まりとされる。毎年、地元の保存会のメンバーが愛宕神社の祭礼に合わせて奉納している。
披露された演目は「大利根川の舟遊山」など三つ。境内に据えられた柱の間に綱を張り、おはやしに合わせて保存会のメンバーが人形を操った。観客は激しい花火の演出を見て、「凄い」「きれい」などと歓声を上げていた。
同市では「高岡流綱火」も国指定重要無形民俗文化財になっており、高岡流は26日午後7時から、同市高岡の高岡愛宕神社で披露される。
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