激しい火花で魅了 つくばみらい、松下流綱火
茨城新聞
2017年8月25日
国指定重要無形民俗文化財「小張松下流綱火」が24日夜、つくばみらい市小張の愛宕神社で披露され、仕掛け花火と人形芝居で観客を魅了した。
松下流綱火は中世から近世にかけて小張城主だった松下重綱が、戦勝祝いや犠牲者供養のために考案したのが始まりといわれ、毎年、同神社の祭礼に合わせて奉納される。
人形は境内に張り巡らされた綱を使って操られ、保存会のメンバーがおはやしに合わせ、やぐらの上から操作。演目は「大利根川の舟遊山」など三つが上演され、激しい火花を見た観客からは「きれい」「すごい」と歓声が上がった。
同市出身で千葉県柏市に住む会社員、小林幸司さん(37)は「地元に長く伝わる伝統行事。絶やさないでほしい」と話した。
つくばみらい市では「高岡流綱火」も国指定重要無形民俗文化財となっており、高岡流は27日午後7時から、同市高岡の高岡愛宕神社で披露される。
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