駅からいちご狩りPR 真岡鉄道北山駅、アイドル同行ツアーも

下野新聞
2018年4月11日

 【益子】栃木デスティネーションキャンペーン(DC)に合わせ、真岡鉄道北山駅からの「駅からいちご狩り」の利便性をアピールするキックオフセレモニーが8日、北山駅で行われた。併せてアイドルツアーも催され、「いちごの駅北山」を一つの起点にした町内の周遊可能性、観光資源もPRした。

 町観光協会や旅行代理店、観光農園などでつくる町内の実行委員会が主催。

 北山駅から約400メートル、徒歩約5分の場所にJAはが野観光いちご団地、吉村農園がある。ビニールハウス計約150棟で5月ごろまでいちご狩りができる。

 セレモニーでは関係者があいさつし「駅から-」を各方面に訴えることを確認。都内などで活動する女性ユニット「Miss ichigo 2018」と「アイロボ」のアイドル計約20人と同行するツアーが組まれ、県外のツアー客約70人が駅に降り立った。

 一行はいちご狩りの後、バスで益子焼窯元共販センターを訪れ、一部は小宅古墳群に足を延ばした。古墳群では約6ヘクタールに整備された桜や菜の花を楽しみ、アイドルからは「きれい。SNSに上げる」との声が漏れた。東京都杉並区から参加した会社員小林豊(こばやしゆたか)さん(37)は町内について「こんないい場所があるなんて」と話し、ツアーを楽しんだ。

 実行委メンバーで、北中のはぎわら観光の萩原一貴(はぎわらかずたか)社長(42)は「益子は東京から日帰りできる里山。町内を周遊できるレンタサイクルもあり、真岡鉄道のSLにも乗ることもできる。町内観光の可能性を発信したい」と話した。

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