壁にロケットデザイン 筑波宇宙センター

茨城新聞
2017年9月5日

つくば市千現の宇宙航空研究開発機構(JAXA)筑波宇宙センターの見学施設外壁に、筑波大大学院生、伊藤香里さん(修士課程2年)がデザインした作品が採用され、完成した。デザインは宇宙を目指すロケットをイメージしており、見学客の目を引いている。

施設は、一般見学エリア内で企画展コーナーやミュージアムショップなどを併設した「プラネットキューブ」。デザインは建物外壁の右側に高さ8メートル、幅7メートルという巨大な壁画の形で描かれた。紺や白などを基調とした色や、ロケットをイメージしたシャープな線が特徴だ。

デザインはJAXA広報部が依頼し、同大大学院芸術専攻の山本美希助教が授業の一環で大学院生に作品制作を呼び掛けた。5人が宇宙をイメージしてデザインを提案し、伊藤さんの作品が採用された。7月末からお披露目されている。

プラネットキューブは年間約30万人の見学客が立ち寄るといい、一新された外壁に見学者が関心を示している。

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