出身選手の功績たどる 体育ギャラリー、展示一新 筑波大
茨城新聞
2022年4月6日
茨城県つくば市天王台の筑波大体育ギャラリーの展示が一新され、3月31日にオープンした。同大ゆかりのアスリートの功績を紹介しているほか、東京五輪2020年大会のユニホームや聖火リレーのトーチ、メダリストの直筆サインなどの資料や記念品も展示している。
同大の前身となる東京高等師範学校の元校長で、アジア初の国際オリンピック委員会(IOC)委員を務めた嘉納治五郎直筆の書や、日本最初の五輪選手となった金栗四三が使用した足袋なども展示。1964年東京大会の記念切手や聖火リレーのユニホームも並ぶ。
ギャラリーが入る体育系5C棟の1階ホールにも展示があり、20年大会の事前キャンプに訪れたスイス選手団の写真や、使い終わったボールを利用してアート作品に仕立てた「リボーン・アートボール」が見られる。昨年の五輪、パラリンピックで活躍した同大アスリートの写真をあしらった巨大なパネルには、来場者がメッセージを書き込める。
記念式典で永田恭介学長は「数々のアスリートを支えた人たちをレガシーとして次の世代に伝えることが大きな意義だ」と述べた。