稀勢の里、高安に大歓声 22年ぶり、つくば場所

茨城新聞
2016年4月13日

 大相撲春巡業つくば場所(同場所実行委主催)が12日、つくば市竹園のつくばカピオで開かれ、相撲ファンら約2800人(主催者発表)が詰め掛けた。本県出身力士の稀勢の里と高安の取り組みでは、ひときわ大きな歓声が上がった。同市内での巡業開催は約22年ぶり。

 特設の土俵上では、横綱白鵬の土俵入りが披露され、本県出身力士はじめ、鶴竜、琴奨菊ら人気力士の取り組みが次々に行われた。

 同日午前8時の開場後、入場口では人気力士が記念撮影や握手などに応じた。取り組み前には、ぶつかり稽古が行われ、つくば市内の小学生35人が稀勢の里や高安らの胸を借りて稽古を付けてもらうコーナーもあった。

 稀勢の里に挑んだ同市立柳橋小6年の菅大希(はるき)君(11)は「稀勢の里関は腹の筋肉が思った以上に固かった。夢は力士になること。稀勢の里関を目指し、これからも相撲を続けたい」と話した。

 土俵近くで観戦した同市梅ケ丘、米野文雄さん(73)は「生で見る相撲は迫力が違う。体がぶつかり合う音がすごい。最高だった」と満足げだった。

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