栃木県民のスタッドレスタイヤ装着率はどのぐらい? 県北はさすがの9割、県央&県南は…

2024年3月3日

この冬は気温が高く「暖冬」といわれる一方、2月5日には栃木県内でも広い範囲で雪が降り、凍結した路面での事故が相次いだ。下野新聞社の新たなデジタルサービス「とちぽ」では、冬の運転に関するアンケートを行い、栃木県民のスタッドレスタイヤ装着率などを調べた。

アンケートは2月8日~26日、「とちぽ」のLINEアカウント上で実施し、888人が回答した。

■履き替え時期は12月が最多

車社会の栃木県だけあって、回答者の95.7%にあたる850人が車の保有者だった。そのうち、スタッドレスタイヤに「履き替えている」と答えたのは81.9%で、「履き替えていない」と答えた18.1%を大きく上回った。

履き替える時期は、12月が多く71.7%。11月が18.7%、1月が7.0%で続いた。県内では大雪になることが少ない年内のうちに、ぬかりなくタイヤ交換を済ませている人が大半だった。

なかなか重労働のダイヤ交換だが、毎年のことで慣れているからなのか、「自分で交換する」とした人が39.8%と一定数を占めた。カーディーラー、ガソリンスタンドなどの店舗で交換してもらう人の合計は46.0%で、“セルフ派”と“お店派”が拮抗する結果となった。

⇒この時期の那須に来るのに…冬タイヤの装着率80% 暖冬のせい?国道4号で自動判別調査

■スタッドレス装着に地域差

東北寄りの北部と首都圏寄りの南部では、降雪の回数や積雪量に大きな差がある。住むエリアによって意識の違いがあるのかを見るため、地域別のスタッドレスタイヤ装着率を算出した。

県北(日光市、大田原市、矢板市、那須塩原市、那須烏山市、那須町、那珂川町)は、さすがの装着率92.8%。なかでも、特に雪が降りやすい大田原市、那須塩原市、那須町といった那須エリアの装着率が高かった。

県央(宇都宮市、鹿沼市、真岡市、さくら市、下野市、上三川町、益子町、茂木町、市貝町、芳賀町、壬生町、高根沢町)の装着率は83.3%。芳賀町、茂木町などの芳賀郡で比較的高い傾向で、地理的にも中央に位置する宇都宮市は82.5%だった。

県南(足利市、栃木市、佐野市、小山市、野木町)では装着率は62.6%。積雪することが珍しい地域のため、約6割という数字をどう見るかは難しいところだが、県北・県央と比べると低い結果となった。

■    ■

とちぽ」では栃木県民の本音を探るアンケートを随時実施しています。アンケートに答えることでポイントを貯めることができ、500ポイントで500円分のアマゾンギフト券などに交換可能です。ご利用はLINEで友だち登録してください。

⇒首都圏から近い“温泉大国”の栃木県 鬼怒川、塩原、那須…栃木県民が最も推している温泉地はどこ?