《釣り》エリアトラウトの魅力 〝冬に熱い〟ニジマス挑む ルアー種類が豊富 初心者はオートマ

茨城新聞
2024年3月3日

冬は魚が釣れない、釣り人にとって厳しい季節。そんな中、ひときわ釣り人でにぎわっているのが管理釣り場のニジマス釣り「エリアトラウト」だ。初心者から上級者まで冬に熱いエリアトラウトの魅力と楽しみ方を紹介しよう。

私がエリアトラウトを始めたのは2年前。普段はブラックバスとシーバス釣りを楽しんでいたが、冬は寒さでなかなか釣れない日々が続く。そんな厳しい冬でも釣りを楽しみたい。物は試しと挑戦したのが最初。

丸い小魚を模したクランクベイトのディープクラピー。リップの大きさや角度で潜行深度もいろいろ

 

初釣行では、柔らかめのバスタックルとお助けルアー、スプーン、クランクベイトを2、3個持参し、見事ニジマスを釣り上げ、お助けルアーは必携と知った。釣れないときは、らせん状のミミズに似た疑似餌がスイベルの先で回り、魚を誘う「セニョールトルネード」が活躍してくれた。

エリアトラウトのルアーは大きく「オートマ」と「マニュアル」に分けられる。「一定」が好きなニジマスは、一定のレンジ(泳層)、一定のスピード、一定のアクション(動き)を意識すると釣果を伸ばせる。

オートマルアーは、ニジマスが好きな「一定」をオートマチックに再現してくれる。主にクランクベイトやお助けルアー系だ。クランクベイトはリップの長さや角度で潜る深さや動きが決まってくるので非常に扱いやすい。

マニュアルルアーはエリアトラウトの真骨頂、「スプーン」。スプーンは投げると沈んでいくので、自分で「一定」をつくり出すテクニックが要求される。それができなければ、数は伸ばせない。追究すると奥が深くとても面白いのがスプーンといえよう。

これからエリアトラウトに挑戦しようと考えている人には「オートマ」を薦めたい。私がよく使うのはクランクベイト。

中でも投げて巻くだけで結構釣れるラッキークラフトの「ディープクラピー」は種類も多く使いやすい。このルアーは巻くと潜り、止めると浮く。動きも強めで魚を呼ぶ力もある。釣り場の状況や魚の活性度合いを推し量って、いろいろな巻きスピードを試してみよう。

エリアトラウトのルアーは種類が豊富。ルアー選びに迷ったらキャスティングにご相談ください。きっとご希望に沿うルアーが見つかります。(キャスティング鹿島神栖店・鈴木淳平)