SL車掌の制服8年ぶりに一新 JR高崎

上毛新聞
2016年7月9日

ㅤJR東日本高崎支社は16日、蒸気機関車(SL)の車掌の制服デザインを8年ぶりに一新する。女性用の制服を新たに作り、袖口などのポイントを男性は緑色、女性はえんじ色にする。金色のラインを取り入れ、特別感を演出している。
ㅤ高崎運輸区のSLに乗車する乗務員がデザインを考案した。ネクタイは県花のレンゲツツジをあしらい、「SLが群馬の顔であることを強調した」(担当者)。帽章やボタンはSLの動輪をモチーフにした。夏は女性はベストを着用する。
ㅤ元々はSLも普通列車も車掌の制服は同じだったが、「SLに乗ること自体を楽しんでほしい」と、2008年7月に紺地に青いラインの専用の制服が作られた。デザイン変更に当たり、2年前に女性車掌が配属されたことを踏まえ、女性用も作ることにした。
ㅤ一足早く新制服を身に着けた車掌の矢島楓子さんは「SLの非日常的な空間を楽しんでほしい」と乗車を呼び掛けていた。
ㅤ新制服の出発式が16日午前9時40分ごろから、JR高崎駅2番ホームで開かれる。

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