上信にデキ走る車内でイベント 高崎―下仁田

上毛新聞
2016年5月6日

ㅤ上信電鉄の臨時列車「ファンタジー号」が1日、国内最古の電気機関車「デキ」2両のけん引で高崎―下仁田駅間を往復した。五月晴れの中、県内外の親子ら98人が沿線の風景や車内外の催しを楽しんだ。
ㅤデキは1924(大正13)年にドイツから輸入し、凸型車体から「上州のシーラカンス」と呼ばれる。昨年夏に1両故障し、2両そろったイベント列車は前回以来1年ぶり。沿線には鉄道ファンも多く集まった。
ㅤ参加者は車内でバルーンアートや高崎商科大生と新聞紙のかぶと作りに挑戦。沿線市町村が提供したワインなどが当たるビンゴ大会も行った。約1時間半停車した下仁田駅では沿線キャラクター3体が乗客を出迎えた。駅前テントで弁当や名物のこんにゃくみそおでんを味わった。地元ガイドによる昭和の街並みや諏訪神社巡り、デキ運転室の入室体験も人気だった。

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