<栃木・県央グルメ>お菓子工房ロリアン(茂木)シューロール どこか懐かしい味に根強い支持

下野新聞
2023年8月27日

昭和の面影を残す街並みの中心にある、知る人ぞ知る洋菓子店。1974年創業で、来年50周年になる。「シューロール」(1本1500円)はその看板商品だ。素朴な味わいに根強いファンが付いている。

外側は、カスタードクリームを混ぜて焼いたシュークリーム生地。スポンジで巻いた中にはバタークリームと、砂糖をかけて香ばしくいり上げたスライスアーモンドを加えてある。

決め手は無塩バターとマーガリン、砂糖、卵白で作るバタークリームだ。生クリームや果物たっぷりの今どきのロールケーキとは一線を画す個性が際立つ。

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店を1人で切り盛りする2代目店主生井伸哉さん(63)が、30年ほど前に商品化した息の長い商品だ。「うちのお母さんが好きだったから誕生日に贈る」という客を大切に、その個性と変わらぬ味を守っている。

昭和の薫り漂うバタークリームケーキも「懐かしい」と人気商品になっている。「バタークリームのケーキを好きな人は多いが、出す店は少ない。隙間を狙った戦略的な商品でもあるんです」と、生井さんは町の小さな洋菓子店が生き残るための知恵を教えてくれた。

▼メモ 栃木県茂木町茂木1648の2。午前9時~午後6時半。不定休。道の駅もてぎでも販売。(問)0285・63・0501。

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