栃木・大田原の黒羽、佐久山地区で花火大会 同じ日の夜空を華やかに彩る

下野新聞
2023年8月18日

栃木県大田原市の黒羽、佐久山両地区で16日夜、花火大会が開かれ、市内2カ所で大輪が夜空を彩った。

「芭蕉の里くろばね夏まつり」は黒羽向町の那珂川河川公園で開かれ、約3万人が約6千発を満喫した。

台風の影響を考慮し、15日から順延された。昨年は花火のみだったが、会場に約90店の屋台やキッチンカーなどが並び、新型コロナウイルス禍を経て4年ぶりに本来の形に戻った。

祭りの園部賢一実行委員長(68)は「多くの人に感動を与えられた」と話した。

⇒大田原の黒羽観光やなに笑顔あふれる 水遊びも鮎料理も…親子連れが夏休みを満喫

「佐久山納涼花火大会」は箒川河川敷で開かれ、約5千発が打ち上げられた。今年は4年ぶりの開催に加え、60回の節目。主催する佐久山商興会の武藤仁志会長(64)は「地元の協力の下、何とか再開できた」と喜びを語った。

送り盆のこの日、約500個の灯籠が箒川に流された後、花火がスタート。地元の商店や企業などが花火の提供者となった。

【写真】佐久山納涼花火大会(左)と芭蕉の里くろばね夏まつりで打ち上げられた花火