道の駅「夏フォー」第2弾 トムヤムクン風好評 茨城・潮来
茨城県潮来市前川の「道の駅いたこ」で、新メニュー「トムヤムクン風夏フォー」が人気を集めている。冷やした麺を使用した甘酸っぱい味付けが特長で、キッチンカーで販売した際には売り切れになるなど、売れ行きは好調。担当者は「さっぱりした潮来のフォーで、暑い夏を乗り切ってほしい」と呼びかけている。
同道の駅のフォーは同市で生産が盛んなコメの消費拡大を目指し、2018年に販売を始めた。当初はビーフ1種類だったが、現在ではチキン、カレーが通年で販売され、さらに期間限定で「きのこあんかけ」「月見」などバリエーションが増えた。
冷たい麺を使った「夏フォー」は昨年、第1弾として「梅おろしぶっかけ」が登場。今夏の新メニュー考案に当たって、担当者は「昨年が和のテイストだったので、今年は対になるものを作ろうとした」と説明する。
トムヤムクン風夏フォーは、冷たい麺にチキンベースの甘酸っぱいスープを使用。具材はキュウリやオクラ、トマトのほか、パイナップルと彩り豊か。昨年、道の駅で、自由にフォーの具材を選べるイベントを行ったところ、パイナップルやマンゴーが想定以上の人気を集めたことから着想を得たという。販売価格は700円。フォーは同道の駅内のレストラン「おふくろ亭」やキッチンカー「モット君」号で販売している。
担当者は「新メニューはスタッフがお客の声を取り入れながら日々研究を続けている。ぜひ感想を聞かせてほしい」と呼びかけた上で、「ゆくゆくは季節ごとに複数の限定メニューを取りそろえ、ローテーションさせられる体制を作りたい」とフォー商品の充実化へ意気込みを語る。