宇都宮のLRT停留場などにデジタルサイネージ 乗り換え&観光情報をタッチして検索

下野新聞
2023年8月24日

下野新聞社は次世代型路面電車(LRT)の宇都宮芳賀ライトレール線開業日の26日、JR宇都宮駅東口のLRT停留場など市有施設7カ所に、大型画面に触れることでバス情報などを検索できるデジタルサイネージ(電子看板)「コレオ・タッチ」を設置する。公共交通の乗り換え案内や店舗・観光情報を発信し、宇都宮市内の回遊促進を図る。

市が推進する「スーパースマートシティ(SSC)」の実現に向けた取り組みの一環。26日の設置箇所は、LRT沿線が同駅東口停留場、宇都宮大陽東キャンパス停留場上り線と下り線の両ホーム、清原地区市民センター前トランジットセンターの4カ所。このほか宮みらいライトヒル2階、道の駅うつのみやろまんちっく村、バンバ市民広場の3カ所に設ける。

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さらに整備中の大谷観光周遊拠点施設「大谷コネクト」にも、同施設の開業に合わせ11月下旬に設置予定。既に設置済みの同駅西口を含めると、設置箇所は計9カ所となる。

LRTやバス路線などの画面をタッチすると、乗り換え案内や直近の発車時刻が分かる。400店以上の飲食店などをジャンルごとに紹介するほか、観光スポット、イベント情報、最新のニュースも表示する。LINE公式アカウント「コレメッケ宇都宮」とも連携し、移動しながら情報を得られる。

市の補助金を得て設置する。市デジタル政策課は「デジタル機器を利用してもらい、生活に役立ててほしい。市のSSC実現に向け、利用データも活用できる」としている。

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