アニメキャラや家康が盛り上げ 仮装ランナー、中山道駆ける 安政遠足侍マラソン 群馬・安中市

上毛新聞
2023年5月22日

第49回安政遠足侍マラソン大会(安政遠足保存会、群馬県安中市主催)が14日、同市内で開かれた。NHK大河ドラマ「どうする家康」の主人公、徳川家康をはじめ、映画やアニメの人気キャラクターに扮(ふん)したランナーらが、かつて中山道の宿場町として栄えた市内を駆け抜けた。

県内外から集まった980人が市中心街にある旧安中藩武家長屋から碓氷峠くつろぎの郷(峠の湯)までの20.15キロを走った。今年開所400周年の碓氷関所跡もコース上にあり、参加者たちは歴史に思いをはせながら通過。沿道の人々の応援を受けて885人が完走した。

大会は、江戸時代に安中藩主の板倉勝明が心身の鍛錬のため安中城から長野県境の熊野神社まで藩士を走らせた故事に由来する。「日本マラソン発祥の地」として知られる市は本年度、市民によるランニングパトロール事業をスタート。パトロール中に着用するTシャツを岩井均市長らが身に着けて走り、披露した。

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