紅葉名所で野だて 塩原温泉観光協会 13日まで客おもてなし
下野新聞
2022年11月4日
【那須塩原】塩原温泉観光協会は3日、塩原渓谷沿いの旧道「大正浪漫街道」の連珠の滝前広場で野だてを行い、紅葉狩りに訪れた観光客に茶を振る舞った。
大正浪漫街道は国道400号蟇(がま)石トンネルの両端につながる旧道で絶好の紅葉スポットとして知られている。
同広場に設置された茶席で観光客は緋毛氈(ひもうせん)に腰掛け、色づき始めた木々を眺めながら茶を楽しんだ。
妻と訪れた宇都宮市岩曽町、公務員郷間一勝(ごうまかずまさ)さん(59)は「紅葉を見ながら目の前でたててもらったお茶をいただくのはぜいたくな気分」と喜んでいた。
同協会中長期活性化委員会の坂内正明(さかうちまさあき)委員長(72)は「木を伐採するなどして景観整備に取り組んできた。渓谷ならではの紅葉の絶景を多くの人に楽しんでほしい」と話していた。
野だては13日まで行われる。午前11時~午後2時。200円(菓子付き)。(問)同協会0287・32・4000。