夜空に赤々、山肌に浮かぶ「大」の字 佐野・三毳山大文字焼き

下野新聞
2016年8月16日

 佐野市の夏の風物詩「第23回三毳(みかも)山大文字焼き」が15日夜、同市黒袴町の三毳山西側斜面で行われた。見物会場には約4500人(主催者発表)が訪れ、赤々と燃え夜空に浮かび上がった「大」の字を堪能した。

 会場となった同市栄町の佐野工業団地会館周辺では、「SANOブランドール」などによるステージパフォーマンスが行われ、イベントを盛り上げた。その後午後7時に縦約80メートル、横約60メートルの「大」の字に点火されると、徐々に燃え広がる夜景に浴衣姿の市民たちが見入っていた。

 大文字焼きは、地元消防団の発案により1994年にスタート。近年は、担い手の高齢化や後継者不足などで存続が危ぶまれたが、地元有志などによって続いている。

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