高原染める赤 湯ノ丸山のレンゲツツジ

上毛新聞
2016年6月20日

ㅤ嬬恋村と長野県東御(とうみ)市にまたがる湯ノ丸山(標高2101メートル)でレンゲツツジが見頃を迎えた。例年より1週間ほど早いという。高原を染める赤を一目見ようと、多くのハイカーが足を運んでいる。
ㅤ頂上からふもとに広がる約270ヘクタールに自生するおよそ60万株のレンゲツツジは1956年に国の天然記念物に指定された。以後、多くのボランティアらが保護してきた。10日には村内の自然愛好家でつくる「山路の会」(黒岩隆吾会長)の会員らが登山道にロープを張り、案内看板を設置して観光シーズンに備えた。
ㅤ19日は嬬恋村と東御市の両観光協会が「湯の丸高原つつじ祭」を共催、レンゲツツジの観察会や特産品の販売を行う。問い合わせは村観光協会(電話0279・97・3721)へ。

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