幻想的光景 ホタル舞う 水戸で観賞会 生息地づくりも学ぶ

茨城新聞
2016年6月12日

千波湖周辺に生息するホタルについて子どもたちに学んでもらおうと、水戸市天王町の西の谷公園で11日、ホタル観賞会が開かれた。親子連れなど約300人が参加し、ホタルが舞う幻想的な光景を楽しんだ。

千波湖周辺の自然に触れて学んでもらおうと、水戸市と県環境管理協会が主催する「千波湖環境学習会」の一環で開催。ホタルの観賞会は昨年に引き続き2回目。

この日は、子どもたちがホタルの生態や生息可能な環境づくりについて学んだ後にホタルを観賞。暗闇に光るホタルを見つけると、子どもたちから歓声が上がった。市内の小学4年生の皆川愛さん(9)は「昨年もここでホタルを見た。何回見てもきれいなので、来年も見に来たい」と笑顔を見せた。

西の谷公園では、逆川こどもエコクラブなど5団体で構成する「ホタルネットワークmito」により、3年前からホタルが生息可能な環境づくりが進められている。同市千波町の逆川緑地からゲンジボタルの卵500個が放流され、昨年初めて公園内でホタルが確認された。

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