ラマの長寿を祝う 宇都宮動物園 「タケコ」に好物の餌
下野新聞
2022年9月20日
【宇都宮】宇都宮動物園で飼育されているラマのタケコの長寿を祝う敬老会が19日、園内で開かれ、子どもたちが好物の野菜や果物を食べさせた。
ラクダの仲間で南米原産のラマは、寿命が20年ほどとされる。雌のタケコは18歳で、人間に例えると80歳を超える。千葉県内の動物園から2014年に来園し、これまでに通算7頭の子どもを産んだ多産の母親でもある。
この日は敬老の日にちなんで、飼育員が特別に彫刻を施したカボチャやリンゴなどをケーキに見立て、集まった子どもたちに手渡しで与えてもらった。おりの中に子どもたちが恐る恐る手を入れると、タケコはゆっくりと近づいて口を動かしていた。家族連れで訪れていた水戸市千波、幼稚園児勝山結衣(かつやまゆい)ちゃん(6)は「キリンは少し怖いけど、ラマはかわいかった」と話していた。