やればできる「二刀流」 お笑いティモンディ 高岸、栃木ＧＢ入団

野球独立リーグ・ルートインＢＣリーグの栃木ゴールデンブレーブス（ＧＢ）は１９日、都内で記者会見を開き、お笑いコンビ「ティモンディ」の高岸宏行（たかぎしひろゆき）（２９）の入団を発表した。ポジションは投手で背番号は１６。「見ている人が夢に向かって走っていける活力を与えられるよう、頑張っていきます」と力強く抱負を語った。

愛媛県出身の高岸は、強豪・済美高（愛媛）時代にプロ注目の投手として活躍したが、東洋大では故障のためプロの夢を断念。その後は同高野球部の同期・前田裕太（まえだゆうた）とティモンディを結成し、お笑いの道へ進んだ。

プロ野球の始球式にも何度も登板し、１４０キロ台の剛速球で「芸能人最速投手」として知名度を高めた。６月に栃木ＧＢが入団を打診し、同月のトライアウトを経て合格した。

会見に同席した寺内崇幸（てらうちたかゆき）監督は、芸人とプロ野球選手の“二刀流”を目指す高岸に対し「独立リーグは失敗しながら常に挑戦していく場所。そういう姿を子どもたちに見せてほしい」と期待を寄せた。