東国三社サブレ発売 茨城・神栖菓子組合 土産菓子で盛り上げ
茨城県神栖市内の菓子店で組織する神栖菓子組合(中村真樹組合長)は今月、鹿嶋市の鹿島神宮、千葉県香取市の香取神宮、神栖市の息栖神社を巡る東国三社参りにちなんだ土産菓子「東国三社巡りサブレ」の販売を始めた。
東国三社参りを盛り上げて地域振興につなげようと、会員らがオリジナルの土産菓子を企画。アイデアを出し合って試作を重ね、3年がかりで完成した。サブレは三社それぞれをイメージし、鹿と亀、井戸の3種類の形にかたどられている。
「鹿」は鹿島神宮で神の使いとされる神鹿(しんろく)を表し、「亀」は香取神宮が位置する亀甲山(かめがせやま)と呼ばれる小高い山、「井戸」は息栖神社の御神体の井戸、忍潮井(おしおい)をそれぞれ表現している。味もそれぞれの地域の特産品にちなみ、メロン、サツマイモ、ピーマンの風味を付けた。
中村組合長は「東国三社について知る良い機会となった。地域の観光を応援することができればうれしい」と話した。価格は6枚入りで千円。東国三社について解説したしおりも付いている。
アンデルセン(同市知手中央)、幸鹿堂(同市知手中央)、パティシエール(同市平泉東)、ボヌール洋菓子店(同市息栖)、ガトーマサキ(同市太田)、パティスリークラルテ(同市平泉東)の6店舗で販売。問い合わせは幸鹿堂(電)0299(96)4881。