関鉄常総線、茨城・筑西3駅名標刷新 イメキャラや名物描く
茨城新聞
2022年3月23日
関鉄レールファンCLUB(十文字義之会長)は、関東鉄道(茨城県土浦市)と協力し、筑西市内の常総線下館、大田郷、黒子の3駅のホーム上に長年あった駅名標をリニューアルした。19日、北村恵喜同社取締役鉄道部長、渡辺貴子筑西市市長公室長、国交省関東陸運局の土屋是広鉄道部長らが、下館駅ホームで新しい駅名標を除幕した。
新しい駅名標は、同社設立以来親しまれている「かまぼこ型」で、文字に手書きフォントを用い温かさを出した。また、市のイメージキャラクター「ちっくん」や市の花、各駅にまつわる名物のイラストを盛り込んだ。同CLUBがデザインを、同社鉄道部が鉄板・支柱のリニューアルをそれぞれ担当。事業費は約12万円で、うち9万2千円は市合併振興基金を活用した。
十文字会長は「文字だけの駅名標が風雨にさらされ、傷んでいた。新しい駅名標は子どもにも親しめて、インスタ映えもする。コロナ禍で常総線の利用客が減少している。利用客に戻ってきてもらうきっかけになれば」と期待を込めた。