こいのぼり 春風に遊ぶ 栃木・巴波川 支援受け存続1151匹
下野新聞
2022年3月14日
栃木市の春の風物詩「うずまの鯉(こい)のぼり」が12日、市中心部を流れる巴波(うずま)川で始まった。「いいこい」にちなんだ1151匹のこいのぼりが春風の中で泳ぎ、市民らを楽しませている。5月10日まで。
遊覧船を運航するNPO法人「蔵の街遊覧船」が主催。新型コロナウイルス禍による資金不足で存続が危ぶまれたが、県内外から計約109万円の支援金が寄せられ、開催にこぎ着けた。
新調されたカラフルなこいのぼりは、幸来橋付近の約600メートルの区間に飾り付けられた。約2カ月ぶりに運航を再開した遊覧船に乗った埼玉県越谷市、会社員尾山知子(おやまともこ)さん(43)は「きれいだった。ゆったり乗れて気持ちよかった」と話した。