のんびりと 雛巡り満喫 那須塩原・塩原温泉街
下野新聞
2022年2月18日
【那須塩原】塩原温泉街などをひな人形で彩るイベント「塩原のんびり湯っくり雛(ひな)めぐり」が3月27日まで、同温泉街の旅館など52施設で開かれている。
閑散期の冬に観光客を呼び込もうと塩原温泉観光協会が主催し、6回目。関谷や湯本塩原などを含めた塩原エリアの宿泊施設や飲食店、ギャラリーなどで展示している。
今回は2年ぶりにスタンプラリーを実施している。参加施設10カ所分のスタンプを専用台紙に押すと、市観光局か塩原もの語り館で入浴剤などがもらえ、そのうち抽選で5人に宿泊補助券1万円分がプレゼントされる。
会場の一つ、山口屋旅館で展示しているつるしびなは、女将(おかみ)の桜井(さくらい)カツ子(こ)さん(79)が手作りした。東日本大震災の影響で宿泊客がゼロになった時期に独学で縫い始めた。最初はうまく作れなかったが、年々技術が向上しているという。「この機会に、各施設のおひなさまを見て回ってほしい」と話している。
新型コロナウイルスの感染急拡大を受けて、同イベントの一環で企画していた着付け体験やワークショップは中止した。
(問)同観光協会0287・32・4000。