真壁のひなまつり解説　茨城・桜川市職員が手作り動画

茨城県桜川市は、「真壁のひなまつり」を紹介する動画「真壁のひなまつりフォトムービー～和の風の物語」(37分47秒)を同市ホームページ上で公開した。

新型コロナウイルス予防のために同まつりが2年連続で中止になり、改めて紹介動画を公開することでその魅力を伝え、来訪を楽しみにしていた人たちの興味関心に応える狙いがある。

動画では、真壁地区が国の登録文化財が102棟ある伝統の街並みであることや、同まつりが住民によるもてなしを狙いとしてスタートし、会期中に例年約8万人を集める大イベントに育った経緯を説明している。

また、過去に会場で撮影された画像の中から、江戸期や明治期に作られたもの、現代風にアレンジされたものなど、個性あふれるひな人形の姿を紹介している。

動画制作は同市役所のアイデアで、同市職員が手作りで作成したという。

同市商工観光課は「来訪しようとしていた人たちの同まつりへの思いを絶やしたくない。動画はコロナ禍の中での同まつりの楽しみ方でもある。来年こそ開催したい」と話している。

問い合わせは同課(電)0296(55)1159。