春待ちわび大勢の人 真壁のひなまつり開幕
茨城新聞
2016年2月5日
国の重要伝統的建造物群保存地区に選定された桜川市真壁地区の「真壁のひなまつり 和の風第十四章」(真壁のひなまつり実行委員会主催)が4日、幕を開けた。県内外から大勢の人たちが訪れ、街は初日からにぎわいを見せた。3月3日まで。
歴史的建造物など約170軒にひな人形などが飾られた。訪れた人たちにとって、地元住民の温かいもてなしも楽しみの一つ。初日は真壁名物「うまかべすいとん」が振る舞われ、長い行列ができた。
2003年に同地区の有志21軒が店頭にひな人形を飾ったのをきっかけに毎年開催し14回目。11年3月の東日本大震災で歴史的建造物の大半が被災したが、この5年間、修復が進められてきた。
江戸から明治、大正時代のひな人形が並ぶ潮田家住宅の潮田美代子さん(81)は「まだ修復が終わらないが、この家を守っていきたい」と話した。
茨城新聞社の臨時支局「真壁のひなまつり支局」が同日開設。期間中、まつりの情報をきめ細かく発信する。
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