群馬・前橋市中心街にジン蒸留所 「新たな土産に」 米国へ輸出も
上毛新聞
2025年5月28日

国内外で人気が高まっているジンの蒸留所が、群馬県前橋市千代田町のオリオン通りで本格稼働を始めた。年内の販売を目指して、商品の開発に取り組んでいる。米国への輸出をメインとするが、店頭での販売も計画する。共同経営者の1人で、ブランド戦略立案やデザイン制作などを手がける「ニロ・アンド・カンパニー」(同市)社長の二口圭介さん(45)は「前橋の新たなお土産として、オリオン通りが元気になる起爆剤になれれば」と意気込む。
ジンはジュニパーベリーで香り付けした蒸留酒のことで、他の酒に比べて原料の自由度が高いとされ、近年人気を集めている。 蒸留所の名称は「双子蒸留所」で、二口さんと、シリコンバレーがある米・カリフォルニアの都市、ロスアルトスでカクテルバーラウンジ「アマンディーン・プロジェクト」を経営するジャンリュック・カイギレさん(41)が共同で立ち上げた。
蒸留家は前橋市の地域おこし協力隊員だった前田慶亮さん(31)が担う。